31歳で発症した劇症1型糖尿病の記録~インスリンは友達~

日本ではまだまだ認知されていない、1型糖尿病を発症した31歳のおじさんの日記。

【不幸中の幸い】最悪の出来事から人生の希望を見つけた

こんにちは でん です。

最近ふと思った、不幸中の幸いについて書きます。

不幸中の幸い①今生きている

私はちょうど一年前、劇症一型糖尿病発症しました。その時は高血糖状態が続いたことでケトアシドーシスになり、即入院レベルだったらしいです。入院の前日は1時間ごとに吐いて、水を飲んでを繰り返して8リットル水を消費していましたので、おかしいなぁと思っていました。

 

ぎりぎりで受診して総合病院に送られて即入院して、九死に一生を得ました。劇症一型糖尿病に発症したけど生きている。不幸中の幸いです。

不幸中の幸い②フリースタイルリブレが普及して血糖管理がしやすい

退院時にはフリースタイルリブレが保険適用になっており、すぐ処方していただきました。一日4回のSMBG(自己血糖測定)に加えて24時間血糖モニタリングできることで血糖値の管理が非常に容易になりました。(そもそもフリースタイルリブレがないことをほとんど経験していないので想像ですが、フリースタイルリブレがないことを考えるとやっていけるかわからない。)自己血糖管理が必要になった段階でものすごい便利なシステムがあることに感謝です。

2021/2/5にスマホでリブレのデータが見れるようになったので、また一段と便利になりました。 

不幸中の幸い③いずれ完治する病気になる

日本IDDMネットワーク 1型糖尿病という団体がiPS細胞を使って、一型糖尿病を治る病気しようと活動しています。しかも掲げている目標は2025年!あと4年です。

「これから一生インスリンを打って血糖管理をしてください」

と言われたときの絶望感(笑)。最初は訳がわからず、ただお菓子が食べれないくらいにしか思っていませんでしたが、入院中にトレーニングしていく中で絶望感Maxに到達したのは覚えています。

あれから1年が経ち、インターネットでいろいろ調べると完治する病気にするという活動があることを知って鳥肌が立ったことを覚えています。

不幸中の幸い④人生に希望を持つようになった

糖尿病が良くないのは、合併症のリスクが高いからです。それは一型も二型も同じです。基本的に血糖管理をして、Ha1cを7以下に保っていればリスクは低いと言われています。私が恐れているのは、失明です。いつか目が見えなくなる可能性があることを考えると、今だらだら生きている時間はないです。まず、子供が成人する18年後までは健康で生きて、自分の目で成長した姿を見届けたいです。いつ死んでもいいようにやり残しがないようにやっていくしかないです。

人生が有限であることを改めて認識させられて逆に人生に希望を持ちました!!

 

一型糖尿病発症により不便になったこともあるけど、人生に希望を取り戻せたのは逆に良かったと思えます。

さぁ今日も楽しもう♪